今日のレシピは、ひよこ豆のパネッレです。
ふわっとした食感にカリッと揚がった生地が絶妙な、シチリア島、パレルモのストリートフードはビールのおつまみにもぴったり。
シチリア島の料理は、イタリア本土にはない独特な食文化が特徴。というのも、歴史上様々な国の侵略をうけ、今もなお、古代ギリシャ、カルタゴ、ローマ、アラブ、ノルマンなどの各時代の文化を色濃く残しているため。地理的に新鮮な魚貝類はもちろんのこと、アグロドルチェ(甘酸っぱい味)や、ナッツ、ドライフルーツなどを使用したオリエンタルなレシピが沢山あります。そして、今回の“パネッレ”も島を代表する郷土料理の一つです。
一度食べると、何度も食べたくなる素朴で庶民的な味。揚げたてを熱いうちに食べるのがおススメです。
材料 4人分
- ひよこ豆(粉)250g
- 水 約750ml
- 塩 約5g
- イタリアンパセリ 約5g
- 揚げ油 適量
- 粗びき黒胡椒 少々
作り方
- 後で火にかけるので、小鍋で工程2.を始める
- ひよこ豆の粉に水を少しずつゆっくりと加え、だまにならないようにしっかりと素早く混ぜていく
- よく混ざったら、はじめは強火でさらにかき混ぜながら煮込む
- 火にかけながら塩を加えて味をととのえる
- 泡だってきたら、弱火に切り替え、焦げないようによく混ぜる
- 約20分煮込んで、生地がねっとりとしてきたら、刻んだイタリアンパセリを加えてまんべんなく混ぜ合わせる
- 火を止める
- 生地をのばして粗熱を取りたいので、大きめの天板を用意し、全体に薄くオリーブオイルを塗っておく
- 生地を素早く5mm程度にのばしてそのまま冷めるまで置いておく
- 冷めたら、一口大にカットし、油で揚げる
- 揚げ油は170度程度で。
- しっかりと揚がったら、油をきって塩、胡椒をふって完成