今日のレシピは、独特の風味と苦みをもつローマの冬野菜、プンタレッラサラダとアンチョビソースです。
12月から2月頃が旬なローマの冬野菜。イタリア語でプンタ「尖った」という名前の通り、先のとがった部分を細く割くように切って調理します。この作業は骨が折れるので、ローマのマーケットでは、おばちゃん達が代わりに刻んでくれ、すぐに使える状態で売っているほどです。余った葉の部分も捨てずに、にんにく、唐辛子、オリーブオイル、塩、胡椒で炒めたり、バーミキサーを使いペースト上にし、パンなどにのせて食べても美味しいです。
食感はアスパラガスにもやや似ており、味は苦味がとても強いですが、冷水にレモンを入れて長時間浸しておくことで変色を防止しアクが抜けてマイルドな味に仕上がります。
最近では、街中のスーパーや百貨店の生鮮食品売り場などでも購入できます。興味があったけれど食べ方がわからなかった方や、家庭でもイタリアの味を再現したい方など、この機会にぜひ試してみてくださいね。
材料
- プンタレッラ 800g
- アンチョビ フィレ 4切れ
- オリーブオイル エクストラバージン 30g
- ワインビネガー 10g
- ニンニク みじん切り少々(香りづけ程度)
- 唐辛子 少々
- 塩、胡椒 適量
作り方
- 大きめのボウルに冷水とカットレモンを用意する
- 上記写真のように、束になっている部分はひとつづつバラし、表面の余分な葉などをそぎ落とす(写真では、余分な葉は処理済みの状態です)
- 縦半分に切り込みを入れ、中綿をそぎ落とす
- 細くながく切って、水にしばらく浸しておく
- くるっと丸くなるのを目安に水を切る(しばらく水に浸しても丸くならない場合は適当なところで水切りをしてください)
アンチョビソース
- ボウルにニンニクのみじん切り、アンチョビフィレ、ワインビネガー、唐辛子、ブラックペッパーを入れアンチョビをフォークでつぶす
- オリーブオイルを少しづつ注ぎ入れ素早くかき混ぜる。右利きの方は、左手にオリーブオイルをもってゆっくり注ぎながら、右手のフォークで素早く混ぜるときれいなクリーム状に仕上がります
- 刻んだプンタレッラとソースを混ぜて出来上がり。